カルシウム不足を招く牛乳
一般に、カルシウムを摂取するのは牛乳が一番よいとされています。
確かに牛乳のカルシウム吸収率は、どの食品よりも優れているようです。(最近、野菜のカルシウム吸収率と大差がないという結果もあります。)
いくら吸収率がよくても、牛乳にはタンパク質が沢山含まれています。タンパク質の摂取量が多くなると尿中に排泄されるカルシウムが増えることは1970年代に行われた代謝実験でよく知られています。(牛乳と骨粗鬆症参照)
ですので、牛乳を飲むとカルシウムは一時吸収されますが、牛乳の中にはタンパク質もあります。タンパク質の摂取も同時にされます。タンパク質を吸収すると血液が酸性に傾きそれを中和しなければなりません。体内にあるカルシウムが中和のために消費されます。牛乳のカルシウムは吸収されますが、体内にあるカルシウムが排泄されるわけです。(プラスマイナスゼロ?それともマイナス?タンパク質を過剰に摂取することになりやすい。タンパク質も必要な栄養素ですが現代では摂り過ぎの傾向がありますので、避けたほうがよいでしょう。特に大人にはそんなにタンパク質は必要ない)
Edited on:2005-08-05 11:19:01
Last Modified:2009-06-28 23:38:33