乳糖不耐症
牛乳に含まれる乳糖(糖質)を分解できない(下痢になる)人を、乳糖不耐症という。
乳糖は、哺乳動物の乳以外には存在しない特殊な糖質で、これを分解するのがラクターゼ(乳糖分解酵素)。
このラクターゼは、一般に離乳期以降に減少するもの。離乳とともに、乳は飲まないのが自然の摂理。牛乳を飲み続けることで、ラクターゼを保持することができるようである。
牛乳を飲んで下痢をする人(乳糖不耐症)は、本来正常な状態であると言える。殺菌が必要な牛乳を摂るよりは、発酵させた乳製品を摂る方が自然である。発酵により乳糖が少ない。
ラクターゼは、乳糖(ラクトース)→グルコース+ガラクトースに分解。
正常な状態ではガラクトースはグルコースに分解するが、分解ができない場合は血中に蓄積し白内障になる可能性がある。
Edited on:2005-08-13 09:24:49
Last Modified:2005-10-23 17:05:38