エアサイクル工法
家の床下・壁・屋根に空気層を作り、全て循環するようにつなげ、外気温を自然に取り込み、暖房・冷房に役立てる。その上、循環することによって、床下の湿気も軽減できるため、家の耐久性にも効果が期待できる。(公式HP参照)
OMソーラとは違います。でも似ています。なぜならば、OMソーラは、エアサイクルを簡略化したもので、簡略化したがゆえに、普及しやすく有名になったのでしょう。
OMソーラは、屋根裏から床下へダクトを通して、ファンによって強制的に屋根裏の空気を床下へ送り込みます。
しかし、エアサイクルでは、屋根裏と床下を全ての壁を通してつなげています。そして、屋根裏と床下には、外気を出入りさせるための通気口があり、寒い時には閉め、暑いときには開けるという動作をします。(手動、又は、電動)
そうすることによって、寒いときには、家の周りの空気を閉じ込め断熱し、暑いときは、空気を流して、換気します。強制的なファンではなく、あくまで、自然の流れを利用して温度調整をします。
OMソーラは何を簡略化したかといえば、壁の空間を床下と屋根裏につなげず、ダクトでつないだことです。外断熱などすれば、壁の空間は自然にできるのですが、それを床下や屋根裏につなげるのは、とても面倒な事になるのです。
簡単に実現するのであれば、梁や柱に穴を空けることになり、強度的に問題になります。エアサイクルはその辺を色々工夫しながら、梁や柱に穴を開けないでつなげているようです。(OMソーラは、楽をしたい工務店に支持され普及したのでしょう。)
自力建設で、このエアサイクルを実現したと思っています。
Edited on:2005-09-16 18:19:28
Last Modified:2005-10-23 17:05:38