久司道夫
マクロビオティックの提唱者桜沢先生の意思を一番受け継いでいて、世界で有名なのは、久司先生ではないでしょうか。
クシマクロビオティックを提唱。(クシ インスティテュート オブ ジャパン参照)
クシマクロビオティックは既存のマクロビオティックをさらに現代の複雑でいろいろな環境に対応するためより柔軟に発展させ体系化させたもの(区別するために用いる呼称です)。
どんなにすばらしい理論や実践方法でもそれを提唱した方がご健在でないと、時代にあった本や説明は聞けませんから、そうゆう意味では、久司先生の存在は大きいでしょう。(桜沢先生の本も時代背景が古いし、シュタイナーは時代は違うしヨーロッパ向けだし)
なんといっても、アメリカ国立歴史博物館スミソニアンにこれまで著してきた文献および記録物が展示・保存されているとのこと(日本人として、また現存者として初めて)。マクロビオティックの標準食が展示されているらしい。(日本人が知らずに見たら、なんとありふれた食事がなんで博物館で展示されているのかと思うのではないだろうか。)
また、自然食品の店アニューでは、久司先生プロデュースの商品クシシリーズを扱っている。(アニュー商品は高い。でもクシシリーズはもっと高い。クシウォータを購入したことあり。)
久司先生自体は、コーヒーが大好き。「皆さんはコーヒーを飲んではいけません。私が全部飲んであげます」ということを言っていました。(マクロビとしてはコーヒーは陰性なので推奨はされていないのを前提に言ってます。)
以下は、所持している本。
- マクロビオティック「自然療法」
- マクロビオティック食事法〈上〉
- マクロビオティック食事法〈下〉
- 「穀菜食のABC」(正食協会出版)
1926年、和歌山県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大学院修了後、世界連邦主義者でマクロビオティックを提唱する桜沢如一師の影響を受け、1949年に渡米。コロンビア大学大学院にて国際政治学を専攻、世界平和への道を探求。以来、世界平和を目指して、アメリカを本拠地に世界各国でマクロビオティックの普及と啓蒙活動に従事。1978年、国連本部にて講演。以降、数々の実績が認められ、1994年、国際著述家協会優秀賞受賞。1995年、マクロビオティック普及の功をたたえられ、ロードアイランド上院議員会から表彰される。1998年、米国国立歴史博物館スミソニアンへの殿堂入り。現在、クシ財団、イーストウェスト財団、(財)ワンピースフル・ワールドの会長。
●ワン・ピースフル・ワールド 日本事務所
久司先生のマクロビオティックの推進団体です。日本のご活躍をサポートし、会員相互の懇親と励まし合い、情報を共有して援助し合い、先生の目指しておられるマクロビオティックを通じての、【平和で健康な世界】を創りたいと念願しています。(One Peaceful Worldニュースレターより引用)
マクロビオティック健康診断法
1979年に刊行された必読の基本図書と言われた「マクロビオティック健康法」に続くもの
THE マクロビオティック
5000円とは高いが本格的に勉強する人にはいいかもしれません。
久司道夫のマクロビオティック 四季のレシピ
この本、買うかどうかいまだに考えています。
原子転換というヒント―21世紀の地球再生革命
晩年桜沢先生の悲願であった「原子転換」。久司先生以外はその意思を継いでいる人はいないようです。「原子転換」の実用化はどこまですすんでいるのか。この本は、トンデモ本に分類されているらしい。
Edited on:2005-07-14 15:08:20
Last Modified:2010-07-01 13:12:05