原子転換
物理学では、原子転換(ある原子が他の原子に変わる)には、巨大なエネルギーを使うサイクトロン装置でなければ、不可能だと考えられている。
草ばかり食べている動物が、自分の体の肉や、玉子や、乳を生産している。生体内で少ないエネルギーで原子転換がされている証拠ではないか?
また、農家の人が困ると思っている雑草、スギナも同じ(ホントは困らない)。カルシウム(Ca)をほとんど含まないケイ素(Si)しかない土地に生長するが、スギナ自身には70%ものカルシウム(Ca)を含んでいる。
Si(28) + C(12) → Ca(40)
炭素(C)は空気中の二酸化炭素(CO2)からの光合成による。
式で表すと単なる足し算になっている(普通の化学式ではあり得ない)。光合成によって作り出されたカルシウム(Ca)は、ペクシン酸カルシウムという酵素態であるため、吸収されやすいカルシウム(Ca)になっている。(人間にとって動物性のカルシウムよりも吸収されやすい。また、植物にとっても、石灰という形のカルシウムよりも吸収されやすい。)
桜沢先生は、晩年、原子転換を工業化することを切望した。例えば、
- 海水の Na を K にする。(これは、年々百数十億円のカリ輸入を無用にする。)
- シリコンを空中の N から作る。(半導体の材料)
- Fe を Mn にする。
- 黄金を原子番号20までの軽元素から作る。
- ダイヤや新しい鉱物や金属をいろいろ作る。
生体内では起こる可能性は否定できないが、工業化するには、生命とは何か?を明らかにしないことには、どんな設備を作るかさえ検討がつかない。(シュタイナーの言った、太古の人は植物のエネルギーを自由に扱えたというのが原子転換だと思う。ということは、人類の進化後であれば可能か?)
微生物は非常に低いエネルギーで原子転換する能力があるとしている実験をしたのが、有名なフランスの理論物理学者ケルヴラン。(生体内原子転換説)
Edited on:2005-07-16 00:45:48
Last Modified:2006-05-14 19:12:12