砂糖病(シュガー・ブルース)
砂糖病という本があるが、現在は入手困難らしい。(オットも借りて少しだけ読んだだけなのだが)
砂糖を常時摂取していると、砂糖ナシでは生きていけない「砂糖病」になるというのだ。医学的には病気ではないが、砂糖の摂取をやめられないため、体には大きな負荷をかけ続け、糖尿病などの病気の可能性も高くなる。
どのような状態が「砂糖病」かというと、顕著な例として、ジュースを摂取したときのインシュリンの分泌をみてみよう。
ジュースは、蔗糖を水に溶かしているため、すぐに吸収できるブドウ糖が含まれている。ブドウ糖の状態で体内に入ると吸収が極端に早いため、血糖値が急激に上昇。血糖値が上昇すると、それを抑えようとして、すい臓がインシュリンを分泌する。
血糖値が急激に上昇したため、すい臓は相当な負荷をかけインシュリンを急激に分泌して血糖値を下げようとするが、過剰分泌になり、血糖値を下げすぎてしまう。(急には止められないらしい。低血糖症。)
血糖値が下がると、脳にとっては異常事態なので、ブドウ糖を摂取するような欲求がおこる。(無性に甘いものがほしくなる)
そこで、また、ジュースの様な手段で再度摂取してしまうと、血糖値が急激上昇・急激減少を繰り返す。精神的にも不安定な状態であり、体にも大きな負荷がかかりっぱなしになるというのが砂糖病です。(放っておけば、本当に病気になります)
甘いものは、急激に吸収されない形での摂取を心がけましょう。
でんぷんは、主に食物繊維とともに摂取するため消化に時間がかかり、砂糖よりはゆっくりと血糖値を上昇させます。ブドウ糖の摂取としては理想的ではあります。(でも、あまり甘いとは思えませんね・・・)
Edited on:2005-08-30 15:31:01
Last Modified:2005-10-23 17:05:38