調合剤
バイオダイナミック農法に必要なもので、畑へ散布したり、堆肥へ入れたりすることによって、自然に存在する微生物の活性化をさせる。プレパラート(preparations)とも表現される。
EMは菌を添加するが、調合剤は、その土地にある微生物を活性化させることによって、慣行農法で荒廃した土壌を、本来の自然な状態に復元させることを目的としている。
製法が公開させているのだが、その製法がオカルティックなため、バイオダイナミックの普及に時間がかかっている。EMの製法は公開されていないため購入せねばならないという経済的負担はあるが、使い方を知ればよいだけであり、商用として流通しているため広がっている。(EMの製法は工業的だと思われるが)
調合剤の製法は、オカルティックだけでなく、材料が特異なため調達が難しい。これも普及を遅らせている要因である。(「土壌の神秘」を読むと、どこの国でも始める時は怪しまれたようだ。)
調合剤は、「農業講座」内では、9種類示されている。
- 500番牛糞調合剤(畑に散布)
- 501番水晶調合剤(畑に散布)
- 502番ノコギリソウ調合剤(堆肥へ)
- 503番カモミール調合剤(堆肥へ)
- 504番イラクサ調合剤(堆肥へ)
- 505番カシ調合剤(堆肥へ)
- 506番タンポポ調合剤(堆肥へ)
- 507番カノコ草調合剤(堆肥へ)
- 508番スギナ調合剤(畑に散布)
Edited on:2005-10-10 12:12:50
Last Modified:2010-03-12 20:31:42