自然農法
慣行農法では、農業は衰退する。
それを何とかしようとする思いから、出来た農法と言ってもいいでしょう。岡田茂吉氏が最初に提唱(MOAの自然農法)したらしいが、有名なのは福岡正信さんです。(ちなみに、有名どころとして、MOAと福岡さんと川口さんと3つの流れみたいなのがあり、微妙に違いがある。MOAはEMを使うようだ。)
自家消費(自給自足)を目的にするなら、最高の農法でしょう。(自然農法で農業として生計を立てるには、それなりに長い年月がかかると思われる)
ポイントとしては、不耕起・無堆肥・無農薬・無除草の四大原則。
本来、作物は、自然に実り、それを人間や動物は、採取して生活していたはずという発想から、耕さずに、肥料を追加せずに、草も抜かない、すべて自然に任せる。さらに、機械は極力使用しない。
自然農法を始めた当初は、収入が期待できないので、機械の購入費はとてもまかなえませんし、機械を使用することは自然に栽培することに反するためです。
人の手を最小限にするのが目的のため、ある程度軌道にのれば、手間も少ない。
自然に任す農法のため、出来うる限り、自然に近い状態にします。この作物とこの作物は隣同士がいいとか、この湿った土地にはこの作物、この標高のこの温度差ならばこの作物と、作物を適材適所に植えることになります。ですが、ある程度、放置しておくと、その場所に合った作物は次の年に勝手生えします。合わなかった作物は生えません。
ただ、効率を考えない農法(米は考えられているが)になりやすいので、工夫が必要でしょう。土地が肥えていればよいですが、肥えてなければ、数年は、収穫が見込めないでしょう。
最近は、自然農法産の玄米が気軽に手に入るようになりました。(楽天の自然農法 玄米の検索結果)
福岡正信さんの自然農法といえば、この本でしょう。
自然農法 わら一本の革命
また、川口さんのところには行きました。
自然農―川口由一の世界 耕さず、肥料、農薬を用いず、草や虫を敵とせず...
理想は、全国民が少しでも家庭菜園をすることです。そうすれば、農家は、米やマメなど大量に必要で腐らないものを栽培すればいいだけになり、腐りやすい作物を育ててリスクを負う必要がない。
原則、堆肥を入れる際は、植物性の堆肥なので、旨み的には劣る可能性があります。(動物性の堆肥を入れないので虫の被害はすくないとは思われますが)
Edited on:2005-07-16 15:01:32
Last Modified:2009-06-28 21:10:12