自宅出産
普通の人が自宅で出産するということ。
戦前は自宅で出産することが当たり前であったらしい。現在では病院出産が一番多い。次いで助産院出産。
自宅出産を選ぶ条件は妊婦が健康であること。家族の同意が得られていること。産後2週間家事をサポートしてくれる人を確保することが必須。
通常は助産士さんの介助を必要とする。(医者か助産士の証明がない出産は非常に書類の手続きが面倒らしい。また、自宅出産を介助する産科医は日本で一人しかいない。2002年調べ)
メリットは、
- 分娩台に乗らないので、母体への負担が少ない。
- 剃毛・浣腸・会陰切開・陣痛促進剤などを行わない。
- 長い陣痛の間、家事をしたり、入浴したり、自分の暮らしの延長でリラックスできる。
- 出産直後から赤ちゃんとともに過ごすため、母乳育児に適している。
- 産後1週間程度は毎日助産士さんが自宅まで検診に来てくれる。
- 上の子がいる家庭では、「お母さんが入院でいなくなる」ショックが少ない。
- 輸血・手術ができない。
- 自宅出産は、健康な妊婦にしか適応できない。
- 妊娠中毒症・貧血・帝王切開を必要とする場合は病院で産まねばならない。
- 自宅出産に対応している助産士さんが少ない。
そのためには、太らないこと、よく体を動かすこと(特に散歩など)が必須。「安静」にしているとかえって難産体質になる、という説もある。
「自宅出産ネットワーク」があり、全国で自宅出産を受けてくれる助産士を探す事ができる。が、このリストに限らず口コミをたどるのも面白く、多くの出会いがある。
分娩台よ、さようなら―あたりまえに産んで、あたりまえに育てたい
Edited on:2005-09-08 00:49:55
Last Modified:2005-10-23 17:05:38