帝王切開
お腹を切って赤ちゃんを取り出す方法。
(安産のための妊婦の心得参照)
母体にトラブルがある場合にやむなく行いますが、中には不要な手術である場合もあるようです。(必要・不要について 判断は分かれるところでしょう。私は素人ですので、このことについてのコメントは差し控えます。)
ちなみに香港ではいかなる場合も「帝王切開」だそうです。(聞いた話です。香港在住の方、情報下さいませ)
フランス在住の知人は「東洋人のおなかを切りたがる傾向があるから」と帰国して出産していました。真偽のほどは定かでない。
いくつかデメリットがあります。
- 普通の分娩よりも母体がつらい。
メスを入れると、術後の体調がかなり違うようです。 - 母子別室があたりまえ
出産後はまだ麻酔が効いているわけですし、初乳を飲ませないのが普通。 - 入院期間が長い
入院期間が1週間延びる。この間、母子別室だった場合、かなりの確率で母乳育児はザセツする。 - 次の出産の際に、「自然分娩は無理」と宣告される場合がある。
帝王切開経験者でも助産院出産・自宅出産される場合もあります。病院・助産士さんにより指導に違いがあります。 - 出産が帝王切開であった場合は「歩きなさい」と指示が出る。
普通産後1ヶ月は歩きまわるのも極力避けて寝ているように言われます。知り合いで、歩くよう指示され、無理して歩いたため、慢性の腰痛に悩まされている方を知っています。(この指示の根拠を知りたい)
2005/12/10 追加
「手術後に 血栓防止のために歩くことは体の回復にとって必要なこと」であるらしいことを下記コメントにより知りました。また、友人の手術後の腰痛については、「帝王切開後の歩行」が原因とは特定できていません。(彼女の「辛かった思い出話」と混同しました)おわびして、訂正します。血栓防止のポンプやクスリがあるようですので無理に歩くことは最近は少ないかもしれません。
なお、帝王切開は母体・胎児にとって最善の方法である場合もあります。安産をめざす事にこしたことはありませんが、こだわりすぎないことも必要なように感じています。
分娩台よ、さようなら―あたりまえに産んで、あたりまえに育てたい
Edited on:2005-09-11 00:22:40
Last Modified:2005-12-10 19:49:41