生食(なましょく)
生のまま料理せずに食べてこそ、ミネラルやビタミンなどが破壊されずに摂ることができるというもので、至極分かりやすいもの。
西式健康法では、火食(火を使って調理した食事)することが病気になる原因のひとつとしている。
韓国などでダイエットとして流行っている生食(センシク)も基本的な発想は同じかもしれないが、ダイエット食品そのものなので、売るための情報に惑わされないようにしましょう。(生食をダイエットに応用して商売にした感じがする。多分、効果は結構あるとは思う。)
生食は、全ての食事を生で食べます。普段は、火食によってやわらかく消化しやすいものを食べているので、突然生食にすると胃腸に負荷がかかるので、すりつぶしてを食べることからはじめます。(ジューサーなどを使用して)
飲み水は、生水(空気を含んだ水)を飲みましょう。いくらミネラルウォータでも、ペットボトルの水は、空気を含んでいません。殺菌のため、加熱処理をしているからです。一部、加熱処理をしていない水もありますが、水道水にはかないません。一番理想は、湧き水そのまま飲むとか、沢水を飲むことですが、浄水器を通した水道水が現実的です。
ビタミンCは、何かと不足するため、お茶は柿茶になる。(不足することが万病の元)
といっても、現実的には、生食ばかりでは生活できないので、主食は玄米で三週間に一日くらいで次のような日を決める。
- 断食日
代用として寒天食でもよろしい。 - 粥食日
三種類以上の野菜を米と等量に入れて食塩なしの粥食日。 - 生食日
煮たり焼いたりしたものを食わぬ日。 - 無塩日
一日中塩をとらぬ日であって、生食日、粥食日と兼ねても良い。 - 無糖日
一日中砂糖をとらぬ日であって、生食日、粥食日と兼ねても良い。 - ライスカレー日
十日に一度くらい、あまり辛くないライスカレーを昼食にとる。 - 五目飯日
月に一回くらい、種々の色合の食品を入れた五目飯。 - 小豆飯日
月に二回、一日と十五日ころに小豆飯を食べ、ビタミンBを補給。
(独り言)
マクロビオティックをしていると、生食は理解しがたい考え。
現代人は、陰性なものを摂りすぎており、慢性的な陰性体質。そこに陰性な、生野菜、生水を食べれば、体は冷え切ってしまうハズなのだが、そのようにはならないのが不思議。「陰、極まって、陽と成す」なのかもしれないし、生野菜を食べるのは、決まって夏なので、季節によって使い分ける必要があるのかもしれない。
Edited on:2005-08-02 12:32:28
Last Modified:2006-07-24 23:17:41