身土不二
仏教や聖書にも「神は土の塵で人間をつくった」と言われていますが、人間は、土からできた作物で生かされ、土に還る。人間は自然環境の一部であることを自覚して身の回りに育った自然の作物(旬の物)を食べるのがよい。
例えば、北海道の人が九州で収穫されたものを食べない。もっと言えば、輸入された南国の果物を食べないという意味です。輸入の果物を見れば分かりますが、遠くから運ばれる間に鮮度が落ちたり腐ったりしないために防腐剤などが使用されていることでも顕著に現れています。
鮮度が保たれない範囲の食べ物は食べるなという教えでもあったのでしょう。昔は歩くことで行動範囲が決まりましたから40km以上離れたら食べない方がよいとされたと思われます。ただ、輸送技術が発達した現代ではどこまでが身土不二になるのかは難しいところ。
気候が全く違う場所で育った食べ物は食べないことに超したことはないと思われます。
Edited on:2005-07-14 13:13:36
Last Modified:2005-10-23 17:05:37