一物全体
現代科学は、物を細かく細かく分析して、分子、原子、素粒子と行き着いたが、素粒子に至るとさらなる混沌をみることになり解明される予兆も見えない。
「全体は部分の総和ではない」
細かいものを積み重ねれば全体ができるわけではない。自然によってできたある物の一部分同士を組み合わせても、全体が全体のままであるときよりも上回る働きはしないということだ。
食物についていえば、葉っぱから根っこまでを皮をむかずにそしてアク抜きもせず丸ごと全部食べることによって食物本来の生命力を頂くことができることをいう。
米ならば、精米せずに食べることをさす。よく言われることだが、玄米は発芽するが、白米に水につけても腐るだけで生命はない。(だからといって白米はダメというわけではない。場合により、使い分ける。)
いくら一物全体と言っても、無農薬・無化学肥料であるか、どのように育ったかの過程によってアク抜きなどは必要な場合もあるので、一概にすべてそうするべしとはいえないが、最大の効果を頂く方法ではあると思う。
Edited on:2005-07-14 13:43:29
Last Modified:2005-10-23 17:05:37